【慢性肉芽種症】重い肺炎が続く。単なる「体の弱さ」ではない免疫の病気|こどもの病気とホームケア

公開日:2026/04/15

監修:小児一般、小児救急・野田 慶太先生

慢性肉芽腫症(まんせいにくげしゅしょう:CGD)ってご存じですか?

子どもが小さいうちは、風邪をひいたり熱を出したりするのはよくありますよね。ですが、もしお子さんが「肺炎を何度も繰り返す」「体の中に膿(うみ)が溜まるような大きな腫れが何度もできる」といったことが続くなら、それは単に“体が弱い”だけではなく、「慢性肉芽腫症(まんせいにくげしゅしょう:CGD)」という免疫の病気が隠れているかもしれません。今回は、この少し難しい名前の病気について、わかりやすくお話しします。

1.体の“兵隊さん”に「弾丸」がない?

私たちの血液の中には、外から入ってきたバイ菌(細菌やカビ)を食べて退治してくれる「白血球」という、いわば体の安全を守る“兵隊さん”がいます。
通常、白血球はバイ菌を食べると、自分の体の中で「活性酸素」という強力な消毒液のようなものを作り出し、バイ菌を死滅させます。しかし、慢性肉芽腫症のお子さんは、生まれつきこの「消毒液(活性酸素)」を作るためのハサミやスイッチが足りない状態にあります。
つまり、兵隊さんはバイ菌を捕まえることはできても、とどめを刺すための「弾丸」を持っていないのです。そのため、体の中に入ったバイ菌がなかなか死なず、悪さを続けてしまいます。

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