季節性感染症【中耳炎】
公開日:2025/10/08
監修:小児一般、小児救急・野田慶太先生
お子さんの耳、大丈夫?中耳炎の種類と受診の目安
お子さんが体調を崩した時、「耳を診てもらったら中耳炎と言われた」という経験をお持ちの保護者の方も少なくないでしょう。特に、耳の痛みや熱はないのに「耳の中に水が溜まっている」と言われ、「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」と言われて驚いた方もいらっしゃるかもしれません。実は、中耳炎は子育て中に避けて通れないと言っても過言ではないほど、お子さんによく見られる病気です。小学校に上がる前までに、90%近くのお子さんが一度は経験すると言われています。今回は、そんなお子さんの「中耳炎」について、「急性中耳炎」と「滲出性中耳炎」の違いを中心に、それぞれの特徴と、どんな時に病院を受診すべきかをお話ししたいと思います。
中耳炎はなぜ子どもに多いの?
まず、なぜ子どもは中耳炎になりやすいのでしょうか?その理由は、子どもの体の構造と免疫力にあります。
①耳管(じかん)の構造: 鼻の奥と耳の奥(中耳)をつなぐ「耳管」は、大人に比べて子どもは太く、短く、そして角度が水平に近いという特徴があります。このため、風邪などで鼻やのどにいる細菌やウイルスが、耳管を通って中耳に侵入しやすく、そこに溜まって炎症を起こしやすいのです。
②抵抗力の未熟さ: まだ体が発達途中の子どもは、全身の免疫力はもちろん、鼻やのどの抵抗力も未熟です。保育園や幼稚園などの集団生活が始まると、ウイルス感染の機会も増え、中耳炎を繰り返してしまうお子さんも少なくありません。
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